スポンサーリンク

エピローグ05

2008年10月末頃、おやじだ。
俺と彼女の付き合いは長い。
学生時代の知人を除けば最長だ。
あらためて考えると不思議な距離感だ。
俺の事をどう思っているか聞いても
「友達」
としか答えない。
もうこの距離感に慣れてしまった。
今更、男女の関係になろうとは、俺も思っていない。
本来、俺はどちらかというと男女の友情は、否定的な感じなんだがな。
特に男側には性欲ってモンがあるし。
不思議なモンだ。
……………………。
俺「あ、ごめん。」
考え事の邪魔をしたくなかったのか。
喫茶店の席についてから、彼女は俺がしゃべり出すのを、ずっと待っていてくれたようだ。
別に話しかけても良いのに。