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無人のホームで一服

隣りの席がサブの講師さんで良かった、おやじだ。
そうじゃなかったら、もうチンプンカンプンだったかもしれん。
図書館に行く時間が、なくなってしまった。
部屋にいるより光熱費の節約になるし、なにより静かで落ち着く。
今は行けない。
しょうがないから、新しく静かで落ち着く場所を確保する。
朝、通学に使う電車。
その一本前が駅から出た直後。
その辺りの時間に、最寄り駅に着くようにしている。
俺が使っている最寄り駅は本数が少ない。
加えて反対側とほぼ同じ時間に、駅に電車が到着する。
だから電車が出た直後の駅は、ものすごく静かだ。
落ち着く。
誰もいないホーム。
喫煙コーナーで空を眺めながら一服。
今の俺は、去年よりさらに中途半端な状態だ。
それなのに、こんなにゆっくりした時間がもらえるのは、ありがたい事だと思う。
いつか、うまく事が進んで定職に就いたら、また毎日通勤ラッシュの生活に戻るだろう。
でも、今はこういう時間を確保して満喫したい。
たぶん、こんな時間はもう二度と手に入らないだろうからな。