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表情と会話の内容は別

しばらくグッタリしていた、おやじだ。
今日も週末派遣バイト。
家電量販店の人に、言われるがままに走りまわる。
家電製品って重たいモンが多いな。
走りまわっていると、パソコンメーカーの正社員の人がツツツ…っと、寄ってくる。
「そっちはそこそこで良いから、パソコン売ってくれ」
「それがおまえの仕事だろ」
と、笑顔で耳打ちされる。
めちゃくちゃドキッとする。
満面の笑みが逆に怖い。
笑顔でヘコヘコ相づち。
そうだ。
正社員の人にはノルマがある。
俺はそれをこなす為の増員君だ。
しかし、お客さんは掃除機の性能の違いを聞いてくる。
こ…こんなにパソコンメーカーのロゴが、おもっきり貼ってある服着ているのに(汗)。
だからといって、無視するワケにはイカン。
日頃から出来るだけ、家電製品に興味を持つようにしているが…全商品を把握しているワケじゃない。
手が空いてそうな家電量販店の人を、目だけで探しながら対応。
見つけたらパス。
で…出来るだけ自然に。
どうやっても不自然だけど。
パスしたときに「あ…ここの人と違うんだ」って、気付く人が多い。
まぁ、いいか。
お客さんから見たら、同じ「店の人」だもんな。
明日からは、ふたたび高齢資格学生だ。
あー、足が痛てぇ。