夢追い人の隣の男

ひさびさに「おやじだ」を後で付け足す、おやじだ。
書き忘れるときも、たまにある。
俺は変な奴が好きだ。
変な奴といっても色々いる。
無意味に攻撃的な変な奴は、関わると命がいくつあっても足りないから嫌だ。
俺の好きな変な奴とは、人とはどこか価値観が違う…
なのに、どこか好感が持てる世界観を持った人の事だ。
こーゆー人は男女問わず一度歯車が噛み合うと、その人の独特の世界観が聞けて楽しい。
（例外もいるが…）
その「人と少し違う世界観」も年齢と共に変化していくから、メールや電話でたまに連絡すると、また楽しい。
「俺、五年後にはこーなっている」
「この調子でいけば三年後には、こーだ」
という話を聞くと元気が出る。
「どーして、こんなに前向きなんだろう？」と、うらやましくなるときもある。
一番つらいのは「おまえ、どーするつもりなんだ？」と聞かれたとき。
俺には…将来こーしてあーして…というビジョンがない。
なんとなく働いて…
会社の嫌な所ばかり気になって辞めて…
金銭的にせっぱつまって、また働いて…
そんな感じの繰り返し。
気がつけば嫌でも、次が見つかるまで辞めるワケにはいかない年齢になっていた。
それだけだ。
俺にはビジョンないから、ハッキリ言える彼らに惹かれるのかもしれん。
出来れば、これからも彼らの人とは少し変わった武勇伝を聞き続けたい。
それには俺自身がもう少し、しっかりしないとな。