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DAN DAN 心すさんでいく

衝撃のあまり、しばらくネット上の事ばかり書いていた、おやじだ。
元先輩が俺向きだと思って見つけてくれた求人。
まさに俺好み…しかも好条件。
通勤時間は片道30分。
今までの経験や知識が応用出来る仕事内容。
思えばつらい底辺生活だった。
求められるモノは今まで勤めたどの企業よりも多く、給与は今まで勤めたどの企業よりも安い。
2人雇えば3人辞める。
得意先にはまるで奴隷契約を結んだような扱いを受け、社内では怒号が飛び交うこの世の地獄。
それも…もう終わりだ。
終わったんだ。
さよなら底辺。
日曜の夜、俺は森羅万象ありとあらゆるモノに感謝の思念を送って、微笑を浮かべながら眠りについた。
翌日の月曜日、さっそく電話してみた。
「え…?かなり前に決まりましたが?。」
…。
………?。
……………!!??。
あぁああぁあぁああぁあぁああぁあぁああぁあぁああぁ!!!?。
そ…そ…そ…そそそそ、そんな馬鹿な!!。
教えてもらった翌日に電話して「かなり前に決まった」だとぉおぉ!!
う…う…うぉおおぉおーーーーーー!!!。
なにが俺向きだ!。なにが好条件だ!。
夢見させる事言うなぁあぁあーーーーーーー!!!!!。
あぁあああ…
安西先生…普通に暮らしたいです。