スポンサーリンク

日大悪質タックル問題 動機の憶測

終活の話は、たぶんもうちょっとだけ先、おやじだ
たぶん

選手と指導陣の食い違い鮮明に コーチ、「潰せ」発言認めるも負傷させる意図は否定

20180523記者会見に臨む日本大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(右)と井上奨コーチ

記者会見に臨む日本大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(右)と井上奨コーチ=23日午後、東京都千代田区の日本大学会館(松本健吾撮影)

アメフットの試合で反則行為の悪質タックルをした日本大の選手が経緯を記者会見で証言してから一夜明けた23日の夜、今度は選手から反則を指示したと明かされた内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)コーチが緊急会見を開いた。「まさか、ああいうことになってしまうとは」。指導力不足を謝罪したが、反則の意図を否定した上で責任転嫁とも取れる発言を繰り返し、指導陣と選手の食い違いはより鮮明になった。

日大から会見開催が周知されたのは午後7時すぎ。急遽の開催だったにもかかわらず、同8時から始まった日本大学会館(東京)の会見場には大勢の報道陣が詰めかけた。

硬い表情で姿を現わした内田氏と井上氏は冒頭、けがをした選手らに深々と頭を下げて謝罪。22日に会見を開き、反則行為の指示があったことを明かした宮川泰介(たいすけ)選手(20)に対しても「あのような気持ちにさせたことを申し訳なく思う」と謝罪した。

だが、内田氏が反則行為の指示の有無について「信じてもらえないかもしれないが、私の指示ではない」と言及すると、会場からはざわめきが起こった。

引用元:http://www.sankei.com/sports/news/180523/spo1805230038-n1.html

あくまで加害選手側の会見を真実に近いのではないかと
仮定の上での、さらに憶測

いったい何が目的だったのか

もし悪質タックルが監督・コーチの指示の元
実行されたとしたら
その目的は一体なんだろうか?
色々考えてみる

「いじめられ役」への抜擢

ある一定の会社で行われている
「いじめられ役」「叱られ役」「怒られ役」

他社員の前で徹底的にこき下ろす事により
それ以外の社員に
「ああはなりたくないな」
「俺の扱いは、まだマシだな」
「気を付けないと、俺も同じ目に合う」
「あいつは本当に駄目だな」

優越感・恐怖感を与えるという手法だ
なんとも非人道だが実在する

また判り易い「いじめられる奴」「見下す奴」を設置する事で
目の届かない所での、社内いじめを防止する
「いじめるならあいつ」
「見下すならあいつ」
と植え付ける事が出来るからだ

加害選手は部内で、この役に抜擢された可能性がある
U-19に選ばれる程、実績のある選手でも
俺達に逆らうと
闘志やガッツを表に出す、俺達好みの人間にならないと
試合も練習も
そして代表にも出る事が出来なくなるぞ
という恐怖を与える事が出来る

現代社会の「いじめられ役」の危険性

ストレス社会
大昔には、なかった言葉だ

気合と根性、闘志といったもので戦後
一丸になっていた時代と、今はあきらかに違う

上、下、同僚、得意先、客、新規
社会や会社は、より複雑化し
ストレスとの戦いも、激しさを増す

そんなストレスが蔓延した現代で
さらに意図的に「いじめられ役」に抜擢された場合
どんな悲惨な事が起こるだろうか

個人の浄化作用では追いつかない会社内の全ストレス

部署全体のストレス
中小企業なら会社ひとつ分

本来なら怒号が飛び交うストレスなら怒号
本来なら暴力が渦巻きそうなストレスなら暴力
本来なら職場に狂気が満ちるストレスなら狂気

それらが一個人に意図的に流し込まれてくるワケである
もはや根性どうこうのレベルではない

元々、ホワイト企業と呼ばれるレベルの会社であれば
個人の浄化作用でも追いつくかもしれない
だが、そんな会社はごく一部
そして、ホワイト企業は「いじめられ役」なんて設置しなくても金儲け出来るか

個人の浄化作用が追いつかないストレスの行方

これらのストレスは家族に流れ込む
家族も、その金でメシ食ってんだから
会社全体のストレスを引き受けるのも
当たり前だろう
という考え方もあるかもしれない

が、「いじめられ役」の自分以外は抜擢されない
他の家族は会社の全ストレスを引き受ける事なく、普通の人生を送れるのである

現代で「いじめられ役」に抜擢されてしまったら

現代のストレス社会で
さらに意図的に「いじめられ役」に
抜擢されてしまったら…

その家族は必ず崩壊する

崩壊前に人事異動などで
「いじめられ役」から解任されれば
それは相当運が良い方

なので、まず
犠牲者を最小限にしなければならない

抜擢された時点で
離婚し独身になるのがベストだ
そして生涯独身で通す
単身赴任も一つの手だ
直接的なストレスの流し込みから
家族を切り離す事が出来る

それも嫌なら、転職も手だろう

上流から下流

通常ストレスの流れは一定だ

反逆行為など、一発逆転でも狙わない限り
この流れは決して変わらない

「いじめられ役」を設置するのは
支配する手法としては非常に楽チンだが
ネガティブな手法には変わりない

そして日々変化、進化し続ける
世界では、いつか
そのシステムは破綻するだろう

顔と本名を晒し、謝罪会見を開いた加害選手
その捨て身の一手は、数少ない逆転の一手だったかもしれない