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底辺白書

伊達に底辺は見てねぇぜ、おやじだ。
最近、考え事の時間が増えた。
今までは、喫茶店と寝る前ぐらいだったが、通勤中も色々考え込んじまうときがある。
おかげで中古で買い溜めた小説はカバンに入れっぱなしだ。
どんな仕事なら定年までやれるか…?
どんな仕事なら採用されるか…?
どんな仕事なら…どんな仕事なら…どんな仕事なら…
こんな事考えていても、ちっとも楽しくない。
もしこの思考時間を別の思考に使ったら、どんな事が出来るだろうか?。
もったいないといえば、もったいない。
とはいえ、今の俺には目の前の生活の方が大切。
なんとかしないといけない。
でも結果が出ない。
方法が間違っているのか、方向が間違っているのか。
…もう、どうあがいても無理なのか。
そんな考え事をしている顔が、電車の窓に映る。
うわっ、人相悪!。
悩むとモロに顔に出るな、俺。
ちょっと顔面をグニグニさせて、真顔に戻す。
口を左右に動かして、ホッペのあたりをムニョムニョさせる。
ふぅ…普通の顔に戻った。
暗く考えていても、仕方ない。
なるよーにしかならない。
自分で出来る事は全部やっているつもりだ。
それにしても結果がついてこない。
こんな時間が、あとどのくらい続くんだろうか?。