ギリギリ駅員

尻尾の生えたメタル忍者だよ～、おやじだ。
朝、改札をくぐる。
「キンコーーーーン」
ぐほぉ！？ビックリするじゃねぇか！！。
定期が切れていた。
どーして、こんな中途半端なタイミングで切れるんだ。
俺の後ろの人まで「おっとっと」ってなっちまってた。
ごめんなさい。
素早く定期購入カード（？）に必要事項を書いて出す。
カンカンカンカン…。
あ…踏切がなっている。
もうすぐ電車が来る。
まだか…駅員さん、まだか？。
ガガンガガン、ガガンガガン、ガガンガガン。
電車音が近づいてきた。
まだか…駅員さん、まだか？。
ガガンガガン、ガガン…ガガン…、ガガ…ンガ…しゅーーーーー。
駅員「はい、どうぞぉ」
おっそいよ！。
ギリギリ中のギリギリじゃねぇか！！。
降りてくる人が改札に突撃開始しているじゃないか！。
ぬぅおぉおぉぉ！！どけぇえええぇえーーーー！！。
体を右斜めにしたり左斜めにしたりしながら、人並みを逆走。
なんとか乗り込む。
ふへぇ～、結構体力使っちまった。
通勤ぐらい普通にやれよ、俺。