故二子山親方 VS ワイドショー

政治家同士のゲームには興味が無いおやじだ。
さて正直言うと若貴関連の報道に興味がなかった。
…が朝のニュースを見て、故二子山親方は立派な人だと思った。
まさにおやじの心意気だ。
奥様向けのワイドショーとしては、このまま法廷で若貴兄弟に泥沼の醜い争いをしてもらいたいだろう。
「金を持ちすぎるとロクな事がない」と不況に嘆く主婦達の溜飲も下がるというモンだ。
当然視聴率も稼げる。
ところが故二子山親方は、自分が死んだ後、残された自分の子供がワイドショーの玩具になるのを嫌った。
長男を説得したのか、説得されたのか…その辺は判らないが、とにかく二人（とその関係者）の出した結論は兄の相続放棄。
昨日午後3時頃、その事をマスコミ各社に弁護士がFAXを送った。
（昨日、全然この報道に気付かなかった俺…）
ワイドショーとしては、これは潔すぎる。
相撲界の元ヒーローの兄弟二人が、金も亡者と化して、どなり合いや掴み合い、または陰険な駆け引きを続けていく…
ワイドショー的には、こういう展開がほしかったんだろう。
今日も一生懸命、貴乃花親方を怒らせようと…もしくは怒っているようなコメントを必死になって撮ろうとしている。
そんな無理矢理作った報道なんかイラン。
「静かに見守ってください」とコメントする芸能人が多いが、ぶっちゃけ「うるさい、黙れ」と言っているのと同じなんだよ。
醜い争いをしない為に、兄は相続放棄した（もしくは親がそれを望んだ）と俺は考える。
まだまだ視聴率を稼げるであろうネタが、急速に解決方向に向かっているのは残念だろうが、もういいじゃねぇか…。
奥さん方も若貴関連の報道になったらチャンネル変えてしまおうや。
若貴がどんなに泥試合しようがしまいが、故二子山親方の遺産が自分の物になるワケじゃねぇんだからよ。