スポンサーリンク

もしもし教

テレビ見て泣きじゃくる、おやじだ。
泣いちまったよ、ホント。トレビア~ン。
朝、家を出て駅で電車を待つ。
…来ない。
おかしいな。いつもなんの理由もなく時刻表より10~20分遅れているものの、そろそろ来て良い時間だ。
構内放送。
「ただいま濃霧の為電車が約5分程遅れております。お急ぎの所…」
おいおい、5分遅れならいつもより早いじゃねぇか。
つまり25分遅れるって事だな。
予想通り時刻表より25分程遅れて到着。
このぐらいは想定の範囲内。
寒いんで、とっとと乗り込む。
いくつか駅を過ぎた後、緊急停止。
車内放送。
「ただいま踏切故障のため、列車を緊急停止しております。お急ぎの所~」
漫画でも読もう。
女子高生達が「またぁ!?」「信じらんな~い!」等とギャーギャーわめきだす。
はっきりいって、うるさい。
女性専用車両行け。
あっちの方が空いてるだろが。
そこでわめきまくれ。
ここは紳士淑女の出勤中車両だ。
電車再スタート。
ギリギリだな。
なんとか間に合いそうだ。
…と思ったら、会社の最寄り駅到着直前に緊急停止。
車内放送。
「ただいま前の列車が駅に停止しております。お急ぎの所~」
ばかやろぉおおおぉおおーーーー!!。
なぜ、こんなにガンガン停止しまくるんだ!?。
「もしもし…ハイ、おはようございます。第二営業課の…」
「もしもし、おはようございます。今○○駅の手前なんですが…」
「もしもし、おはよ…ハイ!ハイ!直接ですね、ハイ!」
ああぁ!電車ん中「もしもし」まみれ。
もしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもし…。
電車再スタート。
ようやく到着。
降りてすぐ何人かが「もしもし…」。
まぁた、やってやがる。
もう好きなだけ「もしもし」しろ。
そして、俺も遅れる事を連絡する為、電話しなきゃならん。
やっぱり第一声はアレだよな、ちきしょー。
「もっし、もしぃいぃぃいいぃいい~~~~!!」