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底辺大聖・損おやじ

ロクな求人検索結果が出ない、おやじだ。
一人部屋でモンモンと考えてもラチがあかない。
今回の日曜も町へ出る。
午前中に町についた日曜は、ハローワークにいっている。
俺の知っているウラウラベッカンコーのエロDVD屋は、どこも午後からだからだ。
落胆の表情でハローワークを出て古本屋、大きな本屋をハシゴする。
体調の良い休日のお決まりコースだ。
ウラウラベッカンコーのエロDVD屋に入る。
まず風俗系のフリーペーパーをいただく。
新商品チェック。
店内をウロウロしていると、俺の天敵「若者の団体」が入店。
なんてこった。 落ち着かない。
俺の数少ない心のオアシスが汚されていく。
商品の感想を口々に大声で言い合う若者の団体。
「俺、これ持っている~」
「あ、これ知ってる。薄消しだぞ」
「キモイおっさんが多いな(笑)」
「声デケーって、おまえ」
バタッ!バタバタバタッ!!
「あぁ、落ちちゃったよぉ~」
「<どどめ色だよ、おっかさん>だってよ」
「ギャハハハ、なんだ、それぇ~」
「買えよ、落としたんだから買えよ」
「えぇ~?でもどどめ色だぞ!」
「ギャハハハ!!!」
うううううるせぇえええぇえーーーーーーーー!!!!!!
ムキィイィイイイーーーー!!
どどめ色をバカにしやがって!。
いいかぁ?。
そのどどめ色はなぁ、何人もの男を満足させた女の勲章なんだよ!。
ちょっとキツく攻めただけで「痛い」っていうヤワな薄ピンク色とはモノが違うんだよ!。
おまえら学校行けば、いくらでも本物の女がいるだろうが!。
悔しかったら、まずそいつらをどどめ色にしてみやがれってんだ!。
名も無き中年男の心のオアシスを土足で踏みにじりやがって!!。
さぁ、言いやがれ!。
天国に行きてぇかぁ!?
それとも地獄に行きてぇかぁああああ!!!!!!
と、心の中で叫びつつ猫背で店を出る。
今夜も俺の如意棒がティッシュに向かって、うなりをあげる。