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少年スキージャンプ選手の一言

夕方に起きたから、もちろん寝れないおやじだ。
求人検索結果を眺めながら体も脳も凍結。
とりあえずタバコに火をつけ、気を落ち着かせる。
どーする、どーする、ドースル、ドースル…。
いつもと同じ苦悩。いつもと変わらぬ苦痛。
毎日、気力・体力共にギリギリいっぱいの生活。
もうこの底辺生活から抜け出せないのか?。
一回でも体を壊すか、なにか事故を起こせば人生終了。
まるでバツッ!バツッ!という音を立てている綱を、全裸で棒を持って渡っているようだ。
トリノオリンピックが開催直後、テレビでこんなインタビューがあった。
少年スキージャンプ選手へのインタビュー。
場所は練習ジャンプ場のスタート地点。
女子アナ「スキージャンプって怖くないですか?」
少年「ええ…まぁ。」
女子アナ「やっぱり!やっぱり怖いですよね!怖いですよね!」
少年「ええ…まぁ。」
女子アナ「飛ぶの怖いですよね!あぁ…怖いんだ!やっぱり怖いですよね!」
この女子アナしつけぇ~!
つーか飛ぶ直前に聞く内容かよ!と思いながら見ていた。
そのとき少年スキージャンプ選手が一言。
少年「でも…恐怖心無くした方が怖いッスから…。」
シュバーーーーーーー、バシュ!!。
か…かっこいい~~~~~~!!。
この少年はスポーツを通じて、しっかりした哲学みたいなモンを心に刻みつけている。
それに比べて俺ときたら…。
まだ危機感を持っている内は大丈夫って事だよな?。
まだ、なんとかなる要素があるって事だよな?。
きっとそうだ。俺の感覚はまだ麻痺しちゃいねぇハズだ。
と自分に言い聞かせるが、だからといって検索結果が変わるワケでもない。
どーする、どーする、ドースル、ドースル…。