霊感はゼロ、おやじだ。
昼休みの仮眠中。
20分かそこらの時間の間に結構長い夢を見た。
電車でウトウトしていると寝過ごした事に気づく。
(…夢の中で寝過ごすなよ。)
慌ててまったく知らない駅で降りる。
線路は一本。
往復電車がたまに来るような、人の気配がまったくしない駅。
うぁ…どうしよう。
こんな事なら、大きな駅まで乗っていれば良かった。
無人駅かと思っていたら駅員がいた。
さっそく声をかける。
ペヨンジュンだった。
寝過ごした事をあわあわ説明すると、「まぁまぁ」といった感じで、ゆっくりと肩を叩いてもらい駅員室に入っていった。
しばらくするとペヨンジュンが「妹が車で来るから乗せてもらうといい」といってくれた。
口調が若干気になったが、それどころじゃない。
俺は今どこにいるのか?。
ペヨンジュンに聞いてみたが、「まぁまぁ」といった感じで、ゆっくりと肩を叩いてくれるだけだったりする。
はやく…はやくしないと遅刻する!!。
とりあえず会社に連絡しようと、携帯を取り出したがなぜか電源が入らない。
電源ONボタンを押すとうっすら電源が入るがすぐ消える。
新機種に変えたせいで、うまく使えない。
くそっ…今、何時なんだよ。
ボーッとしていると見知らぬ車が駅に到着。
なにかシュッとした感じの小綺麗な女性が降りてくる。
ペヨンジュンがゆっくり女性を迎え、二言三言会話を交わす。
シュッとした感じの小綺麗な女性が、俺に「おいでおいで」する。
乗せてくれるのか!?。
ラッキー。
助かった。
とにかく大きな駅まで乗せてもらおう。
そうすれば、ここがどこかわかる。
椅子から立ち上がろうとする。
立ち上がれない。
う…どうしてだ。
やっと帰れるのに。
もう一度立ち上がろうとする。
やっぱり立ち上がれない。
う~。
立ち上がれ!。
うぅうぅう~。
立ち上がれ!。
うぅうぅううぅうぅううぅうぅううぅうぅう~~~~。
気がつくと、喫茶店で「うぅうぅう~」とうなされている俺。
うわっ!。
ものすごく恥ずかしい。
猛スピードで席を立ち、金を払って会社に戻る。
だいたい、こんな感じの夢だった。
後で夢占いのサイトをウロついてみようと思う。
………長ぇよ。