スポンサーリンク

V氏

ゴチャゴチャした事を説明してみる、おやじだ。
V氏。
知人Tの専門学校時代の相方。
そう呼んでも良い程、仲が良かったらしい。
俺は顔も見た事ない。
知人TとV氏は、専門学校卒業後も頻繁に会っていた。
お互い仕事の愚痴を、事細かくこぼしあったりしていた。
当時、知人Tは(ピーピー)で、販売員。
V氏は専門学校卒業後(ピピーピー)にいたが、そのときは無職。
その日。
知人Tは早番と呼ばれている日で、早く帰れる日だった。
知人Tは仕事終わりに、V氏と会う約束をしていた。
知人Tの職場である(ピーピー)の裏口で会う。
開口一番、知人TはV氏に
「ほんと、嫌になるよぉ~」
と、いつもの調子で、歩きながら仕事の愚痴をこぼした。
内容はウマが合わない同僚の事。
こっからが信じられない。
V氏「俺にまかせろ」
知人T「へっ!?」
いきなり(ピーピー)の表出入り口に走り出すV氏。
ワケがわからないまま追う知人T。
知人T、V氏を見失う。
半分パニック状態で職場である売り場を、ウロウロキョロキョロする知人T。
すると、いきなり
「うぉおおぉおおおぉうぉおうおぉーー!!」
「わーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
という男性の奇声と悲鳴が店内に響き渡る。
なんと、このV氏。
知人Tの同僚に、いきなり殴りかかったんである。
こ…こ…こ…。
怖ぇええぇえええぇええーーーーーー!!!。